Q&A|高知市西秦泉寺で歯科をお探しの方はえびす歯科・矯正歯科クリニックまで

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Orthodontics矯正治療のQ&A

Q.1 矯正治療後に歯と歯の間に隙間ができることがあると聞きますが?

A. 成人の方で矯正治療後に隙間ができることがあります。

成人の矯正治療後に歯と歯の間に三角形の隙間(ブラックトライアングル)が見られることがあります。矯正治療によって歯が整列され歯根の間が広がるため、実際は治療前の歯と歯の間の歯肉の位置・高さに違いはなくても、三角形の黒い隙間として現われます。矯正治療をした結果、悪い影響が出て隙間が出来るというものではありません。残念ながら自然に治るということもありません。どうしても気になる方は、歯と歯の間の接触点を削ることである程度隙間を埋めることができます。

Q.2 矯正治療で引き起こされるリスクはありますか?

A.ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症などがあります。

上段で説明したブラックトライアングルの他に歯根吸収(根の先が少し溶けて短くなる)が挙げられます。歯根吸収は矯正治療を行ううえである程度は避けられず、必ずしも失敗とは言えないものです。特に上の前歯を後方に移動させる際に「切歯孔」という部位に歯根の先がぶつかると大きく歯根吸収することがありますので、術前の精査が大切です。 治療中に強い顎関節症状が出た場合は解熱鎮痛剤の内服や装置を一度撤去し安静にしながら症状の改善を待つこともあります。

Q.3 矯正治療で健康な歯を抜くことがありますか?

A.歯を抜くこともあります。

顎が小さく歯が全部並びきるスペースがない場合、無理矢理並べると出っ歯のようになり、口元が出てしまい、くちびるが閉じられなくなります。このため、患者様によっては計画的に抜歯を行い、その人の顎の大きさに合わせたバランスのとれた咬み合わせを作る必要があります。

Q.4 子供の矯正治療でベストな開始時期は?

A.5~9歳頃が理想です。

お子様の治療はまだ乳歯が生えている5歳頃から永久歯の前歯がそろう9歳頃の間に始めるのが理想的です。この時期は顎の成長が完了しておらず、顎の大きさに問題がある場合には、成長を利用した治療を行います。このためできるだけ早いうちにご相談されることをお勧めします。

Q.5 上の歯並びで八重歯を回避できる方法はありますか?

A.回避できる場合とできない場合があります。

最近、上顎骨の前方部(切歯骨)の発育とその形態に問題をかかえているお子様が多いことから、上の前歯のガタガタが多く見られます。特に犬歯は永久歯の中で最後に生えてくるため、スペースがなくなり八重歯となることがよくあります。これを回避するためには切歯骨を出来るだけ大きく発育させることが重要です。しかし切歯骨が大きくなる年齢は6歳頃までとなりますので、この年齢を過ぎると上顎骨自体を側方や前方へ積極的に大きくする治療が必要と考えられます。治療により上顎骨を大きくできれば、八重歯を回避できる可能性は十分あります。

Q.6 子供の受け口は矯正用マウスピースで治りますか?

A.治る場合と治らない場合があります。

受け口が歯性(歯の傾きが原因)の場合、治る可能性があります。しかし骨格性(顎の大きさが原因)の場合は、成長とともに受け口が悪化する場合があり、顎手術が必要になることもあります。受け口の治療は長期間にわたりますので、最後まで面倒をみていただける矯正歯科医にお任せするのがベストだと思います。

Q.7 矯正中に楽器やスポーツはできますか?

A.ほとんどが問題ありません。

楽器は種類によって慣れが必要になるかもしれません。ほとんどのスポーツは問題がないのですが、ボクシングや空手といったボディーコンタクト系のスポーツを行う場合はご相談下さい。

Q.8 矯正治療中に結婚式があるのですが?

A.当院では一旦装置を除去します。

当院では結婚式が気になって矯正治療に二の足を踏む事がないように、ご自身の結婚式であれば、一度、ブラケット装置を外して式に臨んでいただいております。実際、矯正治療を始めてから、結婚式を挙げる方も少なくありません。装置を外す期間にもよりますが、治療期間は数ヶ月長くなります。

Endodontics精密根管治療のQ&A

Q.1 根管治療後も痛みが取れません。何が原因でしょうか?

A.考えられる原因は様々です。歯以外が原因の場合もあります。

痛みの原因は、①残った細菌によっておこる炎症、②歯以外の原因によるものが考えられます。①と②を区別するのは困難な場合があり、一般的な診査では見落したり診断を誤ってしまう可能性 があります。当院では専門的な知識を持った歯科医師が診査、診断を行いますのでまずはご相談ください。

Q.2 根管治療に1年通っているがよくならないのですが。

A.難治化してしまった根の中は、いくら長期間治療を続けてもよくなりません。

長期間根管内が細菌にさらされると、根の奥深くまで細菌が入り込んでしまい難治化する可能性があります。難治化した根管は根の治療のみでは治らず、外科処置または抜歯が必要になることがあります。当院では徹底した無菌環境下で根管治療を行い、細菌感染の機会を減らすために1回の治療時間を長く(60~90分)確保し、なるべく少ない(2、3回)治療回数で根管治療を行っています。

Q.3 外科処置とありますがどのような場合に行うのでしょうか?

A.根管治療のみで治らない場合に次の解決手段として外科処置があります。

無菌的に根管治療を行い治癒しない場合に、次の選択肢として外科処置があります。マイクロスコープを用いた精密な外科処置によって、根管治療では届かない場所に直接アプローチし、原因を取り除くことができる可能性があります。

外科処置について

Q.4 神経を取らないといけないと言われたのですが残す方法はないでしょうか?

A.神経を残せる可能性はありますが、まずは歯の状態を診査する必要があります。

むし歯が深い場合にも、強い痛みなどの症状がある場合を除いて神経を残せる可能性はあります。細菌が侵入していると思われるところまで神経を取り、健全と思われる部分を取らずに残すことで、細菌に対して働く体の免疫機構を残すことができます。神経を残せるかどうかについてはまず歯の状態を診査する必要がありますので一度ご相談ください。

Q.5 とりあえず保険治療で根管治療を行なって、治らない場合に自費治療を検討してみるというのはどうでしょうか?

A.根管治療を繰り返すほど根の病気は治りにくくなります。

治療を繰り返すと、より深く駆除が困難な場所に細菌感染が広がる可能性があります。再度治療を行うには被せ物とともに歯や根も削られるため、薄く割れやすくなります。治療を繰り返すほど、治りにくく割れやすくなる、ということです。長期的に歯をよい状態で残すためには、できるだけ早い段階に精密で無菌的な治療を行うことが歯の予後にとって最も望ましいと言えるのではないかと思います。

Q.6 自費の根管治療と保険治療は何が違うのでしょうか?

A.治療時の機材や設備、そして治療に至るまでのプロセスにも違いがあります。

まずは歯の状態について、時間をかけしっかりとした診査、診断を行うという点です。それらに基づき考えられる治療の選択肢、治療計画の提案等について詳しく説明をします。治療は無菌環境のもとにマイクロスコープを使用し、道具や材料にもコストをかけ、できる限り歯にダメージが少なく、保険適応外の生体適合性のよい材料も使用します。根管治療は被せ物を支える重要な治療ですが、日本の保険制度の中ではその比重は低く、様々な制限の中で十分な時間を確保し質の高い治療を行うのは困難であるのが現状です。当院では根管治療に特化し知識を積み、トレーニングを行なった歯科医師がたしかな診断力と治療技術を提供いたします。

Q.7 マイクロスコープを使用することで何が変わるのでしょうか?

A.小さな歯の中を安全、精密に治療するためにマイクロスコープを使用します。

歯を削る量が比較的必要最小限に抑えられます。歯の破折、亀裂を発見するためにも必要になります。根管治療は数mmの小さな空間を扱うため、正確かつ精密な治療を行うためにマイクロスコープは必要な機材と言えます。ただしマイクロスコープの使用以前に無菌的処置が行われ、正しく機械を使いこなせる技術があるということが前提になってくると思います。

マイクロスコープについて

Q.8 ラバーダム装置はなぜ必要なのでしょうか?

A.根管内への細菌の侵入を防ぐにはラバーダムは必須です。

根の病気(根尖性歯周炎)の原因は口腔内、唾液中の細菌です。根管治療時には歯に穴があいた状態であるため、そのまま治療するとそれらが根の中に入ってしまい、病気の原因を取り除くどころか余計に増やしてしまうことになります。アメリカ歯内療法学会では「根管治療時のラバーダム装着は必須である」と提言していますが、日本ではまだ使用率が低いのが現状です。またラバーダムは唾液の侵入を防ぐだけでなく、飛沫の飛散を防いだり、治療器具や薬液の誤飲防止にも役立ちます。

ラバーダムについて